メンタルクリニック心の声

地下鉄空港線「赤坂駅」から徒歩5分

院長ブログ

不登校の治療について

 不登校大国日本である。小・中・高校合わせて公称20万人以上。実際はその2,3倍という説もある。年々増えている。不登校が1ヶ月を過ぎると戻りにくいといわれる。3か月以上になると、もう戻れない。ずるずる不登校を重ね、あっという間に2、3年以上になってしまう。学校側はほとんど対策を講じてくれない。学校以外に不登校を治すところは? ないに等しい。誠に不登校は、本人は勿論、家族も困らせる。40年以上前は日本には不登校はほとんどなかった。ここ30年の現象ではある。原因はさまざまである。級友、あるいは他クラスの同級生とのトラブル、クラブでのトラブル、担任、あるいは担任以外の先生とのトラブルなどなど。ところで、昔は不登校で家に長くいるのは結構大変だった。今はどうか。実は、ゲーム、スマホができてから、家に一人でいることはあまり苦痛ではなくなってきた。することは山ほどあり、1日はあっという間に過ぎる。

 一方、不登校は色々の弊害をもたらす。対人関係の問題(孤立化、内閉化)、学力の問題、社会性の成長の遅れなどである、他には、家族関係の歪みも大きな問題である。

どうしたらいいのか。名案は少ない。不登校の裏に、うつ状態、対人恐怖、発達の問題、起立性障害その他が絡んでいる場合は小児科、精神科との連携が必要となる。

不登校専門の、経済負担の少ないフリースクールが多くできればいいが、実際はないに等しい。そこらに国も地方も予算を割いてくれない。東京には「シュール」という有名な不登校専門の学校があるというが、東京以外にはなかなか広がっていっていない。不登校をまだ日本は軽く見ている感がある。実際は大変な現象が起こっているはずなのだが。

最近 森田直樹先生の

  不登校は1日3分の働きかけで99%解決  リーブル出版

を読んだ。これは実に簡単な方法で、成果を挙げており、子どもの不登校に悩む家庭で是非実行してほしい方法である。

 この方法は 一言えいえば、子どもを褒める(ほめる)ことです。

子どもは自信の水を毎日のように親から補充する必要があるということです。補充しないとすぐ枯れるとのこと。

褒める前に、母親は「私は世界一幸せな母親である」

と自分自身に言い聞かせる必要があります。この家に生まれてきてくれてありがとう、と子どもに思うことだと私は理解しています。

私には、5人の子どもがいますが、彼らは神、天の贈り物と日々感謝しています。

褒める例:

 「あんたの元気な足音が聞こえたら、お母さんとてもうれしくなる  

  よ」

 「おまえは力があるけど大器晩成だ。いつか花咲くよ」

 友達が土日家に遊びに来たら、

 「友達が来たね。あんたには、友達を引き付ける力があるんだね。

すごいね。」

その場、その場でお母さんが見聞きした子どもの言動に、お母さんの「うれしさ」を付け加える。そうすれば、子どものこころのコップに「自信の水」がすうとはいっていくという。お母さんの気持を付け加えることが大切ということでしょう。

自信を失った子どもにお母さんから毎日のように誉め言葉のシャワーを注ぐ。これこそ、不登校の対策の大きな目玉になると言っておられ、結構効果をあげているそうです。

まずは褒め殺し?(自信の水)をお子さんに注いでください。それが効果があると信じて実行することが大切でしょう。あきらめからは何も生まれないでしょう。

ご参考までに。

           文責 令和5年1月20日

            脇元 安

WEB予約はこちら